フエキのりである。 子どもの頃の工作では、お世話になった。 誰でも使ったことがある、のりである。 フエキのりを見ると、幼稚園のイベントごとに使う折り紙の輪っかを連想する。 当時、チューブタイプのものは、チューブの入口が、乾燥し、カピカピになり、のりがでなくなることもしばしば。 大人になってのりを使うシーンは、郵便を出すときくらいである。 しかも今は、便利なスティックのりに変化している。このなんとも幼稚園スタイルのパッケージにひかれたのだがフエキのりって、なんでフエキなんだろうと調べてみた。 この会社は明治に創業されたらしい。 フエキのりの歴史というところに由来があった 「不易糊」は、中国の荀子の【萬世不能易也】 (永遠に変わることなし)に因んで命名されました。 いつまでも腐らず不変の品質を誇るという意味を込めています。 深い。 荀子を調べたら、紀元前の中国の儒教の人である。 もっと深い。 いつまでも腐らず不変の品質を誇る。 不易とは、変わらないさま。 人間、腐らない。そうありたいものである。 そして変わらない品質。 それはすごく辛抱のいる、厳しい努力なのだと思う。